多趣味なやつの雑談

大手町で働くVPoE兼PMが内容を絞らずいろいろ書きます

手段は単なるHOWに過ぎない

今回のキーワード
銀の弾丸などない
・ハンマーを持ったら釘に見える
この二つのキーワードですが聞いたことがある人は多いと思います。

銀の弾丸

銀の弾丸は簡単に言えば特効薬のようなものです。
「〇〇を導入すれば開発速度が2倍になる」のような話ですね
これは手段、FW、仕組や技術などHOWの言葉です

私の認識では日本では手段を目的にする人が多い印象です。
アジャイル開発をするとプロジェクトはうまくいく」
「リモートワークをすれば採用がうまくいく」
「選挙をすれば世の中は良くなる」

うーん、、私としては違和感だらけです。
手段をミスしなければ大丈夫!なんてことありません。

目線を変えましょう

Laravelを使えば高品質なアプリケーションが作れるか?
AWSを使えば落ちることのないインフラが作れるか?
一級建築士の設計書があれば素晴らしい家が建つか?
こう質問するとどうでしょうか?
まぁ9割9分はNOと答えるでしょう、答えてほしい(笑

それは手段とは成功事例を模範するための要素を抽出した具体事例だと思います。
そこをまずは理解しなければなりません。

でもなぜそのような誤解が生まれやすいのか?
ここは推測ですがHOW(具体事例)はわかりやすいのです。
本とかで読むとできる気がする!という効果があるのが具体です。
そして答えと思ってしまいます。

ガンバンの運用方法
Laravelの使い方
糖質ダイエットのやり方
などなど手段の本や情報はあふれている
でもその手段の本質に迫る話って案外少ない印象です

じゃあどういうことが本質でしょうか?
ここは書きません!!
えーーーーーーーーーーーーーーーーーー!

あ、金の弾丸はありまぁす!!
お金つぎ込めば、コンパイル時間が半分になるなど藁

ハンマーを持ったら釘に見える

これもHOWの言葉ですね

ハンマーを持った人はどんなものも釘に見えて叩き込むことを思ってしまうという意味ですね。根本的な課題解決や本質的な解決手段を取らないという比喩です。
自分が持っている手段の選択肢が少ない人はこの傾向があります。
あと過去の成功体験とか失敗体験でバイアスがかかってて手段の選択が固定観念になってたり

・マイクロサービスをRESTful APIでばかり作る
AWSしか知らない人はGCPやAzuruと比較せずAWSのみで考える
・エンジニアたるもの、Mac以外ありえない
(私の自宅マシンはWindowsです。WSLええよー)

まぁ理解や共感できる人も多いと思います
自分がこの病になっているか?とは気づきにくいものなんです
今でもこの病だったなぁ~と思い返すことは少なくないです

だからチームというのが重要になります。
価値観、経験が全く同じ人はいないからです

・GraphQLってどうだろう?
・gRPCってどうだろう?
・actorモデルもスケーラブルだよ!!Akkaおいしいよ!!
とメンバーが切り込めば検討することができます。

そうやってお互いの知識や経験をうまくミックスし自分たちの最適解を見つけていくことが重要と考えます。

あ、ここは解決方法を一つ提示してしまいました。
答えを簡単に教えるとつまらないものです。